トランプ大統領は通訳者泣かせ?

5/25、令和時代の国賓トップに米国のトランプ大統領が来日しました。連日のメディア報道はこれまでにないにぎやかなものでした。

首脳会談では意思疎通に欠かせないのが通訳者です。通訳者は黒子役でありながら、両国の関係を左右する陰の立役者とまで言われています。
ネットでは安倍首相の通訳者がすごい!と絶賛されていました。彼は外務省総合外交政策局のキャリア官僚ですが、通訳のための勉強が半端ない!そうです。

5/27、午前11:00から始まった首脳会談。その冒頭では安倍首相とトランプ大統領の発言を両国の通訳者が相手国の言葉に訳していました。

安倍首相は切りの良いところで話を区切り、日本側の通訳者が英語に訳す。まさに逐次通訳の典型とも言えます。通訳はとてもスムーズでした。

次にトランプ大統領の番です。

トランプ大統領は通訳者泣かせなのでしょうか。

途中で区切ることなく、延々と約2分45秒も話し続けていました。すぐ後ろに米国の通訳者が控えていることは知っているはずです。米国側の通訳者はうつむいて一生懸命にメモを取りながら、トランプ大領領の顔を何度も見ていました。

その様子をTVで見ながら、私はガンバレ、ガンバレと心で声援を送っていました。私の勘違いであれば非常にうれしいのですが、米国の通訳者の表情から、早く区切ってほしいという気持ちが見て取れるような気がしました。

米国側の通訳者は、途中言葉に詰まる個所もありましたが、2分45秒の内容を一生懸命に日本語で伝えていました。日本独特の固有名詞を含んだ、膨大な量を一気に訳すのは、メモを取っているとはいえ、至難の業です。

しかし1回目の任務を無事に終えた彼に次の任務はなんと3分の壁でした!

You CAN!とエールを送り、米国の通訳者になぜか親しみを覚えた時間でした。

日本の教育

先日、スコットランド出身の知人と会話をしていた時の話です。彼女は、現在ニュージーランドで留学生の指導をしており、以前は非英語圏の国々で英語講師育成の仕事をしていたため、これまでいろいろな国の若者たちと接する機会があったわけですが、長年疑問に思っていたことがあるそうです。それは「日本人の若者たちはなぜ自分の意見を言わないの?」でした。決して偏見があって言っているわけではなく、素朴な疑問を持っているようでした。
私は「日本語と英語は性質が全然違って、他の国出身の留学生よりも語学習得に時間がかかるから」とか「日本の文化として、自己主張しすぎることは良くないとされていて控え目な子が多いから」などと答えましたが、彼女は腑に落ちないようで、「もちろん、それもあるのかもしれないけど、それだけじゃなくて・・・根本的に自分の意見そのものがないように感じる。」と言いました。私は「えっ!それは言い過ぎなんじゃ?」と若干衝撃を感じつつ、その時はこれといった答えが見つかりませんでした。その後自分なりに考えてみて「きっと教育の違いが大きいのでは?」という答えに至りました。

ざっくり上記のような違いが見つかると思います。
こうして見てみると、そもそも日本の教育の中では、生徒は自分の意見を言う機会もなく、暗記型の学習のため自分の意見について考える機会も少ないため、「自分の意見そのものがない」という指摘はあながち間違ってないのかも・・・。グローバル化に伴い、現在日本でも早期英語教育が推進されていますが、幼少期からの語学教育よりも、もっとリベラルアーツ教育を取り入れた方がいいのかもなぁ、と思わされた二児の母でした。
もちろん何でも欧米化したほうがいいわけではなく、海外のいい部分は見習いつつ、日本のいい部分は残していってほしいなと思います。個人的には、日本の学校の方が食育がしっかりしていると思いますし、四季を感じることのできる学校行事も多く、幼い頃からそういった日本の感性を養うことができるのは本当に素敵ですよね^^